共同作業所の草の根運動と財政基盤
- ・「就労するために練習の場がほしい」
- ・「生活のリズムを作るために日中過ごせる場所がほしい」
- ・「障害を持ちながら暮らしやすい環境を作ろう」
その他様々な思いが障害者の家族や障害のある当事者から湧きあがり、作られたのが共同作業所です。地域での草の根運動により、何十年もの間にわたって年々増加していきました。1985年に開所した荒川ひまわり作業所も、『共同』『協同』作業所の名に想いを込めて荒川で活動を続けてきました。(全国で約6000箇所、そのうち精神障害者対象の小規模作業所は約1600箇所にものぼりました。)
しかし、ささやかな自己資金と行政から交付される補助金で運営していた作業所形態は、いつも運営資金確保に悩んできました。作業所を運営する命綱ともいえる補助金は、法律で定められているものではなく、 運営を『補助』するものにとどまっていました。