ホームとらむで練習するのにヘルパーさんが何で必要なの?
ホームとらむでは、共同生活援助事業と自立生活援助事業の二つの事業を行っています。最近、福祉サービスの関係者も含めよく聞かれる事がこれなので、これ(題名)についてお話しようと思います。
まず、グループホームには通過型(期限あり)と滞在型(期限なし)の2タイプがあって、ホームとらむは、通過型の事業を行っています。なので、ざっくり言うと「期限内で、一人暮らしの練習をするところ」です。
続いて自立生活援助事業ですが始まって2年の事業なのでご存じない方もまだ多いと思います。
こちらは、主に共同生活援助等から卒業し一人暮らし希望している方のお宅に行き、生活全般のサポートを行っていく事業で、ざっくり言うと「一人暮らしを安定させるお手伝いサービス」です。
どちらも、一人暮らしに必要な生活技術(金銭管理や家事全般・食事管理も含めた健康管理・生活リズムなどの調整等)を利用者さんと一緒に「一人で生活していく」ための練習や様々な取り組みや工夫を行っていきます。
もちろん、その方の性格上の問題で掃除や家事に課題がある分にはヘルパーさんのお手伝いは「不要」と判断しますが、そこには障がいやお薬の副作用がゆえの「手が震えて出来ない」、「時間がかかり過ぎてしまう」、「少しやると疲れてしまう」等々の理由により練習しただけでは「どうにもならないもの」があり、この「どうにもならないもの」に対してのお手伝いがヘルパーさんを必要とする理由なのです。
そして、利用者さん一人一人の性格や特徴を見極め必要な支援へ繋げることもホームとらむの大事な役割なのです。