ステップアップ講座
9月のステップアップ講座は、東京しごと財団主催のシンポジウム「精神障害者・発達障害者が安定して働くためには?」に参加してきました。
印象的だったのは、就職した当事者の方から語られる話でした。一人目の登壇者の統合失調症で現在、清掃の仕事をして7年目の方は、「就労移行支援機関でOBが毎月集まってお互いの職場での話を分かち合う場があり、それが仕事の継続にとても役立っていること」や、「後輩2人との関係で、時々ぶつかりながら仕事をしているがそこから得られるものが大きい」など、現場で生き生きと働いておられる姿がよくわかりました。また、二人目のアスペルガー症候群の方の話では、障害受容に時間がかかって苦労された話や、現在は同じ障害雇用で働く同僚にも個々に配慮事項があってそれを受け入れることが大切という話にとても心を動かされました。安定して働くためには、自分以外の他の人の特性や事情や目標などをお互いに認めあうことが大切であり、その点は一般就労でも作業所でも一緒だなと感じました。
夕方16時半まで3時間の長丁場の講座で、お疲れ気味だったメンバーさんに感想を聞いてみたところ
「(長時間座っていたので)お尻が痛くなった。話が難しすぎて頭が混乱した」
「未来すぎてわからない」
「飾りすぎじゃないか」
「質疑応答で自分の質問が
取り上げられて嬉しかった。」
「50代でも就労した人がいると聞けて希望が持てた」「微妙だった」と、様々な感想がでました。皆さんお疲れ様でした。