法人研修報告『医療観察制度の概要及び支援の流れについて』
- レター編集(ひまわり)
- 5月29日
- 読了時間: 1分
トラムあらかわでは会議の時間を利用して年に数回ほど職員研修を実施しています。5月は、法務省東京保護観察所から社会復帰調整官の方を講師にお招きして、医療観察制度についてご講義いただきました。医療観察制度とは『心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対し、その適切な処遇を決定するための手続等を定めることにより、継続的かつ適切な医療並びにその確保のために必要な観察及び指導を行うことによって、その病状の改善及びこれに伴う同様の行為の再発の防止を図り、もってその社会復帰を促進することを目的とする』制度です。対象となった方に医療を提供して病状の改善を図り、『行為の再発防止』と『社会復帰を促進すること』が目的なのですが、社会復帰とはどんな状態なのか、支援者として何ができるのかを職員みんなで考えました。質疑応答では、「入院治療中にどんなプログラムを受けながら過ごすのか?」、「治療反応性がなく医療観察制度が適用されない場合、どうなるのか」、「支援者として何か特別な対応が必要なのか?」と様々な疑問が出ました。医療観察制度について法人で研修を実施したのは初めてでしたが、大変学びの多い研修となりました。

Comments