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多機能型事業からB型事業に一本化~生活訓練事業廃止へ

 荒川ひまわり第2は2011年4月に多機能事業型として就労継続支援事業B型と自立訓練(生活訓練)事業をスタート、この春で12年経過しました。この度、2023年4月30日で生活訓練事業を廃止、5月1日から就労継続支援B型の定員を12名⇒20名に増やして運営することを報告します。


【荒川ひまわり第2生活訓練事業の特徴】

生活訓練では、利用者さんの目標は必ずしも働くことではなく、負荷の少ない作業・短時間からゆっくり始めることで、「家から出て、社会の中で活動すること」を支援してきました。「働くこと」を目標にしているB型の利用者さんが同じ場所で作業をするのを見て、働く将来像がイメージしやすいので、そこが事業所の利点としてきました。


【利用者さんと活動内容の変化】

作業のなかでも、立ち仕事で衛生管理も厳しいクッキー室の作業は、B型の利用者さん専用の作業でした。ところが近年、クッキー室へ入る利用者さんが減り、人手不足を補うため、生活訓練の利用者さんにもクッキー室にチャレンジしてもらう事が多くなりました。他の作業も同様で、徐々にB型と生活訓練の活動内容の境界が曖昧になりました。また、2年間の生活訓練を終えた後もB型に籍を変えて残る利用者さんが多く、B型の利用者さんは増え続けました。


【検討・相談し選んだ結論】

『ゆっくり始められる』施設の特徴は維持しつつ、B型の希望増加にどう対応したらいいか、ひまわり第2の職員だけでなく、様々な法人職員会議や理事会で検討し、荒川区の意向も受け、生活訓練は残す方針で現状の運営状態も含めて東京都の事業担当者へ相談したところ、2つの事業の境界が曖昧ではダメと判断があり、B型単独事業へ移行する事になりました。


今後も荒川ひまわり第2は、「はじめる」を応援する基本方針や家庭的な雰囲気はそのままに、運営していきます。今まで同様に見守り、応援・協力いただければ嬉しいです


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