アゼリア・ピアスタッフの活動紹介【地域移行支援の取り組み】
支援センターアゼリアに勤務しているピアスタッフの活動をご紹介します。
アゼリアでは荒川区自立支援協議会地域移行支援部会の取り組みの一環として、荒川区民で長期入院中の方に向けて、毎年2回、年賀状と暑中見舞いのお便りを発送しています。お便りには、アゼリアとコンパス(※)のピアスタッフのメンバーが考えたメッセージを手書きでしたためます。地域での生活が思い出されるように、荒川区内の情景の挿絵も載せています。また、御本人が退院したいと思った時に、どんな支援がしてもらえるか、退院したらどんな生活になるのかをわかりやすく記載した、パンフレットも同封します。7月と12月の発送作業の時期には、アゼリアとコンパスのピアスタッフ4~5名で集まり、年賀状や暑中見舞いに書くメッセージを考えるとともに、自分たちの活動交流もしています。
アゼリアのピアスタッフの石村さんから、取り組みを行うなかでの思いをお聞きしました。
「私はもともとアゼリアで地域移行の支援をやりたいなと思っていました。入院されている方への年賀状・暑中見舞いの送付はその第一歩、足がかりになるかなと思っています。コンパスのピアスタッフの皆さんとの交流の時間ももっととれるといいと思います。たとえば2~3ヶ月に1回くらいあると良いです。それにあたるものとしてピア協働事例検討会がありますが、3ヶ月に1回だけなのでそれだけでは足りないと感じています。近況の報告や仕事の悩みの話し合いなどをしていきたいです。アゼリアとソラティオだけでなく、荒川区全体のピアスタッフのみなさんと交流の機会があると良いなと思います。
地域移行、退院促進支援は7年前から豊島区の方で、個人でもやっていて、ライフワークになっています。荒川区でも退院促進のピアサポーターを増やしていきたいです」
※社会福祉法人ソラティオの相談支援事業
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